Dolce.T
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10/31 巡る絆
あれから1年。長いようで短かった日々…。
街はどことなく賑やかで、華やかに彩られていたかしら。
今日は、私にとって大切な記念日。
漆黒のあのドレスを纏っていたのが懐かしいわね。
手始めに、夫から誘われたデートの先はコロシアム。
デートというからどこに行くのかと持ったら(クスクス)
メフィらしいわ。でも、場所なんか関係ないのよ。
貴方となら、何処へでも。
秋の風が香る頃
筆を置いて随分な日が経ったこと…。
そうね、少しだけさかのぼって書いてみましょうか。
夏の頃からだったかしら、メフィと賭け事をしていたわね。
『先に幽霊船の地下10階に辿りついた方が勝ち』と。
条件が特殊で、色々試行錯誤したのだけれど……
…結局、私の負けだったわ(微妙に震える文字列)
メフィから出された罰ゲームは、「用意した薬を飲むこと」。
いつもいつも私の想像の斜め上をいくことを忘れていたの。
ラベルを見て飛び上がったのは言うまでもないわ…!
(悔しくてラベルを日記に張り付けながら)
(「表情転換+性転換の薬」/ペタ)
飲んだ後の事なんて……あぁ、思い出しても悔しいわ!
メフィの高笑いの幻聴が・・・!
とある贈り物(のお裾分け)
綺麗に包装された瓶が一本。
誕生日のお祝いに頂いたものだと言っていた。素直に喜べばいいと思うのに、夫の眉間に深い皺が出来ているのは何故だろう。
底を、と言われて見てみると…
「・・・・・・・・・。」
あぁ、手作り感満載の香りが色濃く残っている。潰し損ねた実の欠片がゴロリと。そして同じく沈澱しているのは…砂糖だろうか。
そういえばレト様が農業を始めて張り切っていた姿をすぐさま思い出し。
しばしの無言。浮かべた笑みが、少し引きつった。
味見を、頼むと言われ、一つ願いを聞くことを条件に飲むことを承諾。
あんなに弱弱しい顔を見るのも初めてで、思わず受け取り。
「…腕によりをかけられたに違いないわね」
ほんわかと笑む友人の顔を脳裏に思い浮かべながらも、頬に危険の冷や汗が。受け取った以上は飲まねばなるまい。
い、いざ・・・ !
塔の壁
………………そのまさか、だわ
(スプレー缶を振りながら)
蒼き蝶の導
蝶の歌は薔薇への子守歌
蝶は汝に問うだろう
身に纏う魔力の寄付を
紡ぎ紡がれ依り手繰られた旋律は
眠る蕾へ毛布の如く
見えぬ内へと浸してゆこう
ふくよかな蕾の内へと届くならば
蝶は気まぐれに結晶を差し出そう
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ζQuellζ :攻弱+築中/蝶が鍵を知っています
蒼月の魔力を帯びた夜露と希少な薔薇蜜を結晶化させたネックレス。
身につけると夢見が若干良くなるらしいとのこと。
銀の装飾台は城主が蝶を見立ててつくったらしい。